|
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
西部劇でありながらも、どこか静かな、「澄んだみずうみ」のような印象が残る映画です。
簡単に言ってしまえば、殺された弟の復讐と男女の三角関係の話なのですが、主人公のワイアット・アープが声を荒げたり、感情を露わにせず、ストイックなせいか、背筋がピンとするような硬質な詩情溢れる作品になっています。
例えば、小津安二郎の「父ありき」にも同質の物を感じるのですが、ベタベタした感情を露わにさせず、あえてその部分を省略することにより、かえって登場人物の感情を際だたせる演出をとっています。
1946年作品。原題は「My Darling Clementine」西部劇の形をとったストイックな恋の話です。
製作当時、まだワイアット・アープはまだ生きていて、監督のジョン・フォードとも親交を結んだらしい。主演のヘンリー・フォンダの2番目の奥さんとの間に生まれたのがジェーン・フォンダとピーター・フォンダであることは有名。
この人、何度か結婚と離婚を繰り返したようで、私生活ではストイックではなかったようである。それもまた「映画的」。この映画の価値を貶める何物でもない。でも確かに、実生活ではわがままで気難しい印象。ブリジット・フォンダのおじいちゃんでもある。
|
|
|