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それにしても、気にかかるのは日和山の夕日である。
酒田は夕日の名所である。中でもオススメは日和山である。酒田港を眼下に日本海に夕日が沈んでいく絶景ポイントだ。しかも街中から近い。
このところ梅雨だの、夜の集まりだの、映画上映会だのが重なって夕日を見ていない。
その昔、芭蕉は奥の細道の旅の途中、酒田で「暑き日を海に入れたり最上川」と詠んだ。
あつき日を太陽と解釈すると、これは夕日の句である。夕日が海に入った瞬間、じゅっと音がしそうだ。
自らの花道をレッドカーペットに染めて、河口の海に太陽が沈んでいく。荘厳な光景である。この世はなんて美しいんだろうと思える。まるで、天然の美術館である。
そうだ!「日和山夕日美術館」と名づけよう!そして運営する団体は「日和山夕日倶楽部」
・・・・・私設の天然美術館である。 「山王くらぶ」に「本日晴天にて、日和山美術館開館の予定」の予告看板を横目に私はほくそ笑み、日和山の坂を上がっていく。
NKエージェントの入口には「18時より、夕日美術館開館、日の入りは18時30分頃」の立て看板。
日和山の出店に「夕日美術館開館の日はコーヒー100円引き」の文字。コーヒーを出前してもらい、飲みながら眼下の夕日を愉しんでいる私のすぐ横で、庄内夕日鑑定会の夕日鑑賞会が行われている。
「・・・・本日の夕日は、庄内柿型夕日と認定いたします。色はオレンジから黄色のグラデーション。形は少し横に広がった、輪郭のハッキリした庄内柿型です」
ここは芭蕉が「暑き日を」の句を詠んだ、酒田日和山、夕日の名所である。市をあげて夕日を大切にしている。夕日を見るためだけに多くの人々が全国からこの地に押し寄せている・ ・・・・・私の夢想である。
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