1954年、アメリカ製作の映画「裏窓」
今観ても充分魅力的な映画であるけれど、公開当時のインパクトは
どれだけすごかっただったろう。
その臨場感は、3Dを超えていると思う。
舞台はニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジのマンション
マンションの窓をスクリーンに見立てて、幕が上がるように窓にかかった
すだれが3枚上がっていくところから映画は始まる。
ヒッチコックは、ワンショットで主人公がカメラマンで
仕事中に事故で足を骨折したことを観客にわからせる。
身動き取れない彼が今出来ることは
中庭を隔てたマンションの住人の生活を観ることだった・・・