「ゴッド・ファーザーPARTⅡ」はロバート・デニーロが、名を上げた作品でもある。
1作目で怪優マーロン・ブランドが演じた「ゴッド・ファーザー」ビト・コルレオーネ役の
若かりし頃を、圧倒的な存在感で演じきっている。
新たなる怪優誕生の瞬間である。
この映画を通じて、ブランドからデ・ニーロへの跡目相続が行われた感がある。
「ゴッド・ファーザー」はマフィアの世界を描きながら、家族の物語でもある。
父と息子の物語。
夫と妻の物語。
そして、兄と弟の物語。だからこそ
皆が共感し、感情移入することが出来る。
この映画の肌触りは、映画を超えて、人生そのもののようだ。