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映画「黄色い涙」の原作の作者、永島慎二は70年代のカリスマ漫画家です。代表作には「漫画家残酷物語」「フーテン」「旅人くん」「そのばしのぎの犯罪」等があります。
何を隠そう私は永島病に首までどっぷりつかった口です。本当は私より前の年代の人たちがはまっていた筈ですが、「絵」がスタイリッシュで、コマ割りがやたらカッコよく、話は「ゲイジュツ」か「少年の叙情」か「昔話」今回の「黄色い涙」はその内の「ゲイジュツ」系の話です。
高校時代の私は本当に永島慎二に憧れていて、弟子入りしたいと本気で考えていました。
弟子入りを断念し、大学で東京に出た時も永島さんにお会いしたいとアポも取らず阿佐ヶ谷のお宅の前まで行ったのですが入れず、何度目かの「阿佐ヶ谷参り」の挙句、駅で永島さんをお見かけして、会釈をしたのが結局は永島さんにお会いした最初で最後の機会でした。
何年か前に久しぶりに阿佐ヶ谷を訪ねたとき、永島さんのお宅ガあるはずの所にマンションが建築中で、その後に永島さんが亡くなられた事を新聞で知りました。
また、永島さんのお宅があった敷地のすぐ後ろには「ラピュタ阿佐ヶ谷」という昔の日本映画や世界のアニメをユニークな企画でみせる映画館で、今私が港座でこんなことをしているのも何か妙な気分です。
永島慎二の漫画は70年代の気分がギッシリと詰まっていて今の時代とのギャップは多分あるのだと思いますが、このまま忘れ去られるにはとても惜しいと思います。まずは映画を観て、よかったら漫画も読んでもらいたいと思います。
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