「大脱走」って「The Great Escape」なのですね。まさにアメリカ映画ですよね。
のっけから、この脱走はすごいんだぞってカンジがあふれてる。
これからすごいことおれ達はするんだぜ、見ていろよってね。
まあ、このタイトルなんで、脱走するって事は明白なわけで、最初は個人個人が
脱走しようとして失敗する様を執拗に描く。あたかも脱走することが当然であるかのように。
囚われたら、脱走しようとするのがまっとうな人間であるとでもいう様な描き方。
ああ~アメリカ人ですね~
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンは、人間がカメラの前で演技しているだけとはまるで思えない。
一匹のケモノの生態を撮ったドキュメンタリーを観ているようなそんな感覚だ。
ケモノはカメラの中を動き回る。
息づかいも聞こえる。
目が光っている。
眠っていた絵心に火がついてしまって、久々色鉛筆画を描いてしまいました。
アラン・ドロンには似ておりませんが、おゆるしを。